管理栄養士的たんぱく質解説!

皆さんこんにちは!
ウェルパーク管理栄養士です。
今回はたんぱく質についてお話したいと思います。
健康にいいと思ってプロテインやサラダチキンを摂っている方も、もう一度たんぱく質について考えてみましょう!

たんぱく質とは

たんぱく質とは、アミノ酸が多数結合した高分子化合物のことです。体の血や肉の材料となります。ヒトの体は約10万種類ものたんぱく質で構成されていますが、わずか20種類のアミノ酸が様々な成分と結合して出来ています。不足すると体力や免疫力の低下や、子供の成長障害、高齢者は筋肉量が減少することで運動能力が低下してしまいます。過度な摂り過ぎは腎臓に負担がかかりますのでほどほどにしましょう。

日本人はたんぱく質が摂れていない…?

元々日本人の食事は炭水化物が中心でしたが、食の欧米化により脂質の量が増え、炭水化物の量は減ってきています。たんぱく質は多くなったのかというと、1995年に最も高くなり、その後は減少傾向にあります。近年は1950年と同量ほどの1日当たり70gあたりに留まっています。これは主食が魚類より脂身の多い肉類を摂っていることや、若年層や高齢者のやせの問題が考えられます。たんぱく質補助食品も多く出回っていますが、「食べない」ダイエットや捕食などを使わず「食べられない」高齢者の方もいるのかもしれません。

たんぱく質が多く含まれる食品

動物性食品である肉類や魚類、牛乳やチーズなど乳製品に多く含まれます。また、豆乳や納豆などの大豆製品にも含まれています。

肉類 鶏ささみ・鶏むね肉・牛や豚のヒレ、もも肉・馬肉

乳製品 牛乳・チーズ・ヨーグルト

魚類 いか・鮭・たら・かつお

豆類 豆腐・豆乳・納豆

上手な摂り方

例えば、いくら鶏ささみ肉にたんぱく質が多くても、毎日は飽きてしまいます。ただ鶏ささみを焼いて食べるのではなく、大葉やしょうがなど薬味を活用したり、調理法を変えたりなど工夫をしましょう。おすすめはトースターでできる揚げないささみフライです。後ほどレシピで紹介致しますので、是非試してみて下さい。

また、ひき肉に豆腐を混ぜて肉団子を作ると脂質を減らせます。豚のブロック肉よりも、薄く切った豚バラで野菜や豆腐を巻いた肉巻きの方が、脂質を減らしてたんぱく質を摂ることができます。

他にも、コンビニでお昼を買うときにおにぎり2つだけにするのではなく、おにぎり1つとツナサラダやサラダチキンにするとGOODです!また、どうしても量が食べられない方はプロテインやたんぱく質補助食品などを活用することで、少ない量でたんぱく質をたっぷりと摂ることができますよ。

日本人はたんぱく質が摂れていない…?

ここまでたんぱく質の重要性をお話ししましが、食事はバランスがとても大事です。
たんぱく質・脂質・炭水化物のバランスに関しても以前お話したので、是非是非こちらのコラム「忘年会・新年会で崩れた栄養バランスを整えよう!」もご確認ください☆
PFCバランスを意識することで、三大栄養素を理想的なバランスで摂ることができますよ!たんぱく質を意識しつつも、摂り過ぎないことでバランスのいい食生活を目指しましょう!

いかがでしたでしょうか。
無理のない範囲でたんぱく質を補給していきましょう!
ノンオイルフライヤーなどを活用すると油を使わないで揚げ物もできちゃいます!
気になる方は調べてみて下さいね。
それではまた来月~!