もちもちエネルギーチャージ!

皆さんこんにちは!ウェルパーク管理栄養士です! 年の瀬も近づき、世間はすっかり年末モードですね。 年明けのお正月にはおもちを食べる方も多いのではないでしょうか。 今回は、そんなおもちについてご紹介致します!

おもちのおすすめポイント

ご飯茶碗1杯=切り餅2個!

食べやすくて高エネルギー!

ご飯茶碗1杯252kcalに対して、なんと切り餅2個で234kcal!お餅はカリッと焼けば手で食べることができるので、忙しい朝も気軽にエネルギー補給することができます。

運動前に食べてエネルギー補給!

もちはゆっくり吸収されるため、スポーツの前に食べると持久力がUP!

おにぎりも炭水化物が豊富でスポーツ前におすすめですが、おもちのほうがゆっくりと吸収されていきます。そのため、持久力が必要なスポーツに特におすすめです。

おもちの気を付けたいポイント

のどに詰まりやすい

一口大に切って食べたり、水分で口の中を湿らせてから食べましょう!

特に高齢者や小さい子の場合はゆっくり噛むことや、周囲の方が見守ることも大切です。

GI値が高い

血糖値が急激に上がりやすい

食物繊維など、血糖値の上昇を緩やかにする栄養素が少ないため、ご飯に比べて血糖値が上がりやすくなってしまいます。血糖値の急上昇は体に大きな負担をかけます。

GI値とは?
簡単に言うと、食品に含まれる糖の吸収速度を表したものです。GI値の高い食品は血糖値を一気に上昇させ、逆にGI値の低い食品は血糖値の上昇が緩やかです。

気を付けたいポイントを補えるレシピをご紹介!

血糖値の上昇が気になる場合におすすめ

血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維や低GI食品と一緒に食べるようにしましょう!

きなこ 大豆製品なので、食物繊維・たんぱく質を摂れて、もちに足りない栄養素をカバー! きなこはまぶすのではなくつけて食べることで、粉っぽさもなく食べることができます。 お砂糖は少なめで食べましょう。

納豆 きなこと同様大豆製品のため、食物繊維・たんぱく質が豊富です。
また、納豆菌は腸内環境を整える働きがあるため、おもちの食べすぎでお腹を壊すのを防止することができます。

のり ミネラルを多く含み、食物繊維も豊富です。お餅に巻くだけで簡単にミネラルを摂ることができます!しかし、のりが喉上に張り付き、飲み込みづらくなる場合もあるため、パリパリののりを食べる際は注意が必要です。

くるみ 低GI食品の代表格です。また、食物繊維も多いため、おもちと一緒に食べるにはぴったりです。細かく砕いてまぶしたり、中に入れたりなど、幅広く活用できます。ソースにしてもいいですね。

おつまみにぴったり!お手軽レシピ

ベーコンもちまき 細く切った餅に、ベーコンを巻くだけなので簡単。一口大なので詰まらせづらく、お子様のおやつにもぴったりです。

もちピザ おもちを薄く2等分し、並べた上にトマトソースを塗り、具材を載せてオーブントースターで焼くだけ!

おやつにぴったり!おもちアレンジレシピ

もちトッツォ 薄く2等分おもちを柔らかくなるまで加熱し、生クリームやあんこを挟むだけ!

ちょごまもち チョコレートともちを合わせて丸くトリュフチョコのように成型します。ごまをまぶしたら完成!ごはま食物繊維も豊富で、香ばしい香りが食欲をそそります!

もち豆知識

パイナップルがお肉を柔らかくするのは、プロテアーゼという酵素がたんぱく質を分解しているからですが、実は大根や生姜には糖を分解する酵素が入っているんです!大根や生姜に含まれるアミラーゼは、糖を分解して吸収しやすくしてくれます。そのため、おもちを大根おろしと一緒に食べると、柔らかく喉に引っかかることを防いでくれます。

皆さん、いかがでしたか?

今回紹介したメニューは1例ですが、組み合わせは無限大!!
自分の好きなメニューを探してみるのもいいかも知れませんね。

それではまた来月お会いしましょう~!