花粉症について(季節性アレルギー鼻炎)
どんな症状があるの?
くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎の症状のほか、目のかゆみ・充血・なみだ目・せき・のどのかゆみ・頭痛など、風邪によく似た症状もみられます。
花粉症の予防法は?
花粉飛散量の多い日はなるべく外出しない(晴れて気温が高く、風がある日)
外出時には花粉をつきにくくする(マスク・メガネ・帽子で鼻と目を守る)(上着は毛織物より木綿・化学繊維などの花粉がつきにくいスベスベした布地がよい)
外出から帰ってきたら顔や目をよく洗う(うがい・鼻をかむ)(鼻毛を切り過ぎない)(玄関で花粉を落してから中に入る)
かぜと花粉症の違いは?
症状 | かぜ | 花粉症 |
---|---|---|
くしゃみ | 時々出る | 続けて出る、明け方多い |
発熱 | 38℃ぐらいまで | 熱はでない |
症状 | 発熱・鼻水・咳・咽頭痛など | くしゃみ、目かゆみ、鼻水 |
鼻水・鼻づまり | 水様が続く | だんだん黄色粘りの鼻水 |
目のかゆみ | ない | かゆみ、充血がある |
経過 | 短い(1週間弱) | 花粉飛散時期(2~4月多) |
どんな市販薬があるの?
花粉症に効果がある市販薬として、鼻炎用内服薬と点鼻薬があります。 内服薬はくしゃみ・鼻水型に、点鼻薬は鼻づまり型を目安とするとよいでしょう。 目の症状には点眼薬を使います。 また、内服薬で眠くなる人は、点鼻薬を利用します。それぞれのおもな成分は、次の通りです。
内服薬抗ヒスタミン薬、遊離抑制薬、血管収縮薬、鼻水の分泌抑制薬、抗炎症剤など。
点鼻薬
抗ヒスタミン薬、血管収縮薬など。
点眼薬
目のかゆみを抑える抗ヒスタミン薬や充血を抑える血管収縮薬など。
市販薬はセルフメディケーションのために活用するものですから、基本的には安全性が高くなっています。
ただ、点鼻薬を使い過ぎると鼻粘膜が腫れて鼻づまりが悪化することもありますから、1カ月以上使い続けることは避けましょう。
ほかに、鼻や目の洗浄液があります。
鼻や目を洗うと、付着している花粉を洗い流すことができるので、花粉症の症状が抑えられます。
(大正製薬:セルフドクター参照)
