【2025年12月】甘味との上手な付き合い方
みなさんこんにちは!
ウェルパーク管理栄養士です。
甘いものは心の栄養とも言われ、幸福感を感じられます。
ストレスや疲れを感じている時に甘いものを食べると、気分がリフレッシュされることがあります。
ですが、甘いものを食べる事への罪悪感をお持ちの方も少なくはないのではないでしょうか。
そんな甘味を工夫次第で心も体も満たせる「上手な付き合い方」をご紹介していきます。

1. 栄養バランスを意識
おやつ=甘いもの、というイメージは強いですが、糖質だけに偏ると血糖値の急上昇・急降下を招き、疲れやすくなります。
おすすめは「糖質+タンパク質+食物繊維」の組み合わせです。
例無糖ヨーグルト+フルーツ+ナッツ
例全粒粉クラッカー+チーズ
2. 血糖値の安定を意識
急激に血糖値が上がるおやつ(チョコレートや菓子パンなど)ばかりだと、食後の眠気やだるさを感じやすくなります。
選ぶコツ:GI値が低めの食品(※)や、食物繊維・タンパク質を含むおやつ。
(※)GI値が低めの食品とは:血糖値の上昇が比較的緩やかな食品のこと
例ハイカカオのチョコレート,りんご,こんにゃくゼリーなど
3. 小腹を満たすなら「よく噛むおやつ」
ナッツやドライフルーツ、さつまいもスティックなど、噛みごたえがあるおやつは満足感が高く、少量でも満腹感を得やすいです。
4. 食べるタイミングも大切
理想は昼食から夕食までの間に、エネルギー切れを感じる前に取り入れること。特に午後3時前後は脳も疲れて血糖値が下がりやすいため、軽いおやつで集中力を保つと効率的です。
1. 量よりも質を大事に
安価なお菓子をだらだら食べるよりも、少量でお気に入りの上質なお菓子を味わいましょう。
2. 「おやつの目的」を持つ
単にお腹を満たすだけでなく、「午後の集中力アップ」「気分転換」など目的を意識すると、罪悪感より前向きな気持ちが優先されます。
これまで良いところを挙げてきましたが、食べ過ぎてしまうと体重増加などに繋がってしまいます。
間食の適正エネルギー量は200kcalです。
身近な食品の「約200kcal」の例を見てみましょう。
- クッキー:4枚
- ナッツ:25g (手のひら一杯)
- アイス小カップ(100ml):1個
- シュークリーム:1個
- プリン:1個
- おまんじゅう:1.5個
- 板チョコ:0.5枚
- みかん:2個
- バナナ:1本
※あくまで一例ですので実際の商品によっては異なります。気になる場合は商品の成分表示をご確認ください。
和菓子は栄養価が高く、自然素材を活用した体にやさしいお菓子で比較的カロリーは抑えめです。ただし砂糖の使用量は多いため、血糖値の急上昇には注意が必要です。
洋菓子はバターや生クリームをふんだんに使うのが魅力で、乳製品を使うことでカルシウムや脂溶性ビタミンを摂れるメリットがあります。風味豊かで満足感は高いですが、その分脂質・飽和脂肪酸が多く、カロリー過多につながりやすい点が課題です。
お菓子と言っても和菓子と洋菓子では違いがあるため、量とタイミングが大切になります。例えば、和菓子は日常的なおやつに、洋菓子は特別な日に楽しむのはいかがでしょうか。
いかがでしょうか?
おやつは「悪者」ではなく、心と体を支える大切な栄養源。量やタイミング、楽しみ方を工夫すれば、
罪悪感ゼロで、午後の活力とリラックスを同時に手に入れられます。
イベントシーズンで甘味を食べる機会が増えるこの季節。
和菓子と洋菓子の特徴を気にしながら
甘いものと上手に付き合っていきましょう!
それではまた次回~~~!

