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【2025年11月】麹の魅力と活用法

麹の魅力と活用法

みなさんこんにちは!
ウェルパーク管理栄養士です。
日本の伝統食文化には欠かせない「麹(こうじ)」。味噌や醤油、甘酒など、私たちの食卓に古くから登場してきた発酵の主役です。近年では健康志向の高まりとともに、麹の持つ栄養的価値や調理の便利さにも注目が集まっています。

麹の種類と特徴

麹は大きく分けて次の3種類があります。

1.米麴

  • 白米や玄米を麹菌で発酵させたもの。
  • 甘酒や味噌作りに使われ、自然な甘みを引き出す。
  • 栄養素:ビタミンB群やアミノ酸が豊富で、消化吸収を助ける働きも。

2.麦麹

  • 大麦を麹菌で発酵させたもの。
  • 香ばしい風味が特徴で、麦味噌や焼酎の原料として使用される。
  • 米麹に比べ、香りやコクを楽しむ発酵食品作りに向く。

3.豆麴

  • 大豆を麹菌で発酵させたもの。
  • 濃厚な味噌や醤油の原料として使われる。

麴の健康効果

麴にはさまざまな健康サポート効果が期待できます。

  • 消化を助ける酵素
    でんぷんやタンパク質を分解し、胃腸にやさしい食事に。
  • ビタミンB群の供給
    エネルギー代謝をサポートし、疲労回復や肌の健康に役立つ。
  • 腸内環境のサポート
    麹菌の発酵過程で生まれる成分が腸内の善玉菌を育てる手助けに。また、善玉菌自体も摂取することができる。

日常での使い方と便利な知識

  • 甘酒作り
    米麹+水だけで作るノンアルコール甘酒は、朝食代わりやおやつにも最適。
  • 味噌汁や漬物
    発酵食品としての栄養価を高め、料理の旨味もアップ。
  • 調味料として活用
    みそ床や麹塩、麴ペーストを使えば、塩分控えめでも味に深みが出る。
  • 保存のコツ
    乾燥麹は冷暗所で保管、塩麴や甘酒は冷蔵保存で1~2週間を目安に使用。

管理栄養士からのアドバイス

  • 毎日の食事に少量でも麹を取り入れることで、消化や代謝のサポート、腸活になります。
  • 塩分や糖分の摂りすぎに注意しつつ、調味料や発酵飲料として上手に活用するのがポイント。
  • 初心者は「米麹」から始めると扱いやすく、甘酒や塩麹で簡単に取り入れられます。

麹はただの調味料ではなく、体を整えるための自然サポーター。毎日の料理にちょっと加えるだけで、食事の満足度も栄養価もぐっとアップします。ぜひあなたのキッチンでも、麹の力を取り入れてみてください。

塩麹を使った料理

材料100gあたり大さじ1の塩麴を加えると想定したレシピ例

菜の漬物

キュウリや大根などの野菜を漬けることができます。数時間から一晩漬けることで、発酵が進み、甘みが引き出されます。

サラダのドレッシング

少量のオリーブオイルや酢と混ぜることで、ヘルシーで風味豊かなドレッシングが作れます。サラダにかけるだけで、栄養価と味わいがアップします。

スープや煮物の隠し味

少量の塩麴を加えることで、深い旨味がプラスされます。特に味噌汁や煮物によく合います。

この他にもインターネットなどに色んなレシピがありますので興味がある方は調べてみるのも良いかもしれません。

いかがでしょうか?
麹は料理に深みを与えてくれます。特に塩麴や醬油麴は旨味もプラスして
使い方によっては減塩効果も期待ができる調味料です。
これを機にあなたも麴デビューしてみませんか。

それではまた次回~~~!