「栄養の日」とは、栄養に関する知識を深め、自身の食生活について考えることを目的として、2017年に公益社団法人日本栄養士会によって制定されました。
日付は栄養を「エイ(8)」と「ヨウ(4)」と読む語呂合わせから決められ、8月1日から7日までの1週間を「栄養週間」としています。
【2025年8月】8月4日は「栄養の日」
みなさんこんにちは!
ウェルパーク管理栄養士です。
8月4日は「栄養の日」です。
栄養の日ということで、8月が旬の食材についてお話します!

8月4日は「栄養の日」

夏が旬の食材の魅力
旬の時期には、味がおいしくなるだけでなく、含まれる栄養素も多くなります。
例えば、8月のトマトのリコピンは2月のトマトの約3倍になると言われています。
また、市場に多く出回る為、お手頃価格で購入できるメリットもあります。
特に夏の食材は暑さに負けない体づくりを助けてくれる栄養素がたっぷり。水分やビタミン、ミネラルを多く含み、夏バテ予防や紫外線対策、熱中症対策にも役立ちます。

8月が旬の食材たち
トマト
旬 | 6月~8月 |
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栄養 | リコピン、β-カロテン、ビタミンC、カリウム |
効能 | 抗酸化作用が強く、紫外線による肌ダメージ予防や動脈硬化予防に◎ |
【おすすめの調理法】
加熱しても中の栄養素が壊れにくいので、加熱調理がおすすめ。油と一緒に摂ると吸収が良くなる栄養素もあるので生野菜でもドレッシングかオリーブ油で食べるのがおすすめです。
きゅうり
旬 | 6月~9月 |
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栄養 | 水分、カリウム、ビタミンC |
効能 | 水分補給・利尿作用で、体の熱を下げてむくみ解消にも効果的 |
【おすすめの調理法】
含まれているビタミンがお酢と相性が良いので酢の物にするのがおすすめです。
ナス
旬 | 6月~9月 |
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栄養 | ナスニン、カリウム、食物繊維 |
効能 | 抗酸化作用や目の疲れ軽減、整腸作用も期待 |
【おすすめの調理法】
水溶性の栄養素が多いので揚げる・蒸す・レンジ調理がおすすめです。生の場合のアク抜きは栄養成分が流れ出てしまうので、10分程度にとどめましょう。
ピーマン・パプリカ
旬 | 6月~9月 |
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栄養 | ビタミンC、β-カロテン、カリウム、ビタミンE、食物繊維 |
効能 | 免疫力アップ、美容効果、疲労回復に役立ち、特にパプリカはビタミンCが豊富 |
【おすすめの調理法】
油と炒めることで栄養素の流出を防ぎ、ビタミン類の吸収率も上がります。縦切りにすると苦みを抑えつつ食感もシャキシャキに。
また、ワタやタネに多く含まれるピラジンには血液をサラサラにしてくれる効果があるため、捨てずに食べることもおすすめです。
オクラ
旬 | 7月~9月 |
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栄養 | 食物繊維、β-カロテン、ビタミンC |
効能 | 成長作用、血糖値上昇の抑制、胃粘膜の保護など |
【おすすめの調理法】
オクラは刻むことによって食物繊維のペクチンが活性化して腸内環境を整えてくれます。
また、加熱調理と生の状態の栄養価はさほど変わらないですが、長時間加熱は栄養素が流れてしまう為、避けたほうがいいです。
トウモロコシ
旬 | 6月~8月 |
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栄養 | 炭水化物、食物繊維、ビタミンB群 |
効能 | エネルギー補給に最適。甘みが強く、子供にも人気 |
【おすすめの調理法】
栄養素の流出が少ない調理法は蒸すかレンジでの加熱がおすすめです。茹でる場合は薄皮を残しておくと栄養素が漏れ出すのを少し抑制できます。
いかかでしたでしょうか?
8月には「栄養の日」もあります!
この機会に栄養素がたっぷり入った夏野菜を食べて、
日頃の食生活や健康について考えてみませんか?
それではまた次回~~~!