みなさんこんにちは!
ウェルパーク管理栄養士です。
4月は新生活のスタート!
新しい環境に慣れず自律神経が乱れがちではないですか?
今回は自律神経を整える栄養素についてお話します。

自律神経とは
自律神経は、血圧や呼吸、消化などを無意識的に調整している神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つは反対の働きを持ち、互いにバランスを取りながら身体の機能を調整しています。
- 交感神経
- 状態 興奮、緊張
- 血圧 上昇
- 呼吸数 増加
- 体温 上昇
- 消化 抑制
- 発汗 促進
- 筋肉 緊張

- 副交感神経
- 状態 リラックス
- 血圧 低下
- 呼吸数 ゆっくり
- 体温 活発
- 消化 抑制
- 発汗 低下
- 筋肉 弛緩
自律神経が乱れる理由

ストレス
慣れない環境での不安や対人関係、仕事の悩み、身体的疲労などからストレスがかかり自律神経の乱れの原因になります。

寒暖差
春は1日の寒暖差が他の季節より大きいといわれています。気温変化に身体が対応するために交感神経が優位に働き、その状態が続くことで神経のバランスが乱れやすくなります。

生活習慣の乱れや睡眠不足
夜更かしや乱れた食生活は自律神経のバランスの乱れに繋がります。また、睡眠不足は副交感神経の機能を低下させるといわれています。

更年期や加齢
更年期や加齢により、女性ホルモン、男性ホルモンの分泌量が低下することで自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経を整える栄養素
ビタミンC
抗ストレスホルモンであるドーパミンやアドレナリンの生成に関わっています。
ビタミンCは、ストレスが続くと急激に消費されるため普段から積極的な摂取が必要です。また、ビタミンCは熱に弱いので果物は生で食べることやスープにすること、加熱しても損失の少ないピーマンやジャガイモがおすすめです。
多く含む食材
アセロラ、キウイ、イチゴ、ブロッコリー、パプリカ、ピーマン、ジャガイモ
トリプトファン
精神を安定させるホルモンであるセロトニンの原料となります。トリプトファンは必須アミノ酸の一種であり、体内で合成することができません。そのため、食べ物からの摂取が必要となります。また、トリプトファンは夜になると睡眠を促すメラトニンに変化するため睡眠の質の向上につながります。
多く含む食材
納豆、牛乳、バナナ、カツオ
鉄
セロトニンの生成に必要な栄養素です。鉄を効率的に摂るためには、赤身肉や魚などの動物性食品がおすすめです。また、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高くなります。
多く含む食材
納豆、牛乳、バナナ、カツオ
GABA
GABAはアミノ酸の一種で神経と神経の間でシグナルを伝える役割を担う神経伝達物質で人の脳や脊髄に多く存在しています。食事由来のGABAは脳の機能に影響を与え、緊張やストレスを和らげて脳の興奮を鎮める効果があるといわれています。また、睡眠の質の向上、血圧を下げる効果も報告されています。
多く含む食材
トマト、玄米、キムチ、なす、味噌
いかかでしょうか?
環境が変化すると慣れないことが多く、
不安になったりストレスを感じやすくなったりすると思いますが、
これらの栄養素を食事に摂り入れて元気に過ごしましょう!
それではまた次回~~~!