管理栄養士か解説!花粉症も食事で乗り切れ!

皆さんこんにちは!ウェルパーク管理栄養士です。
花粉の季節がやってきました!
薬やマスクでも対策できますが、管理栄養士から食事での対策方法をお伝えいたします!

花粉基礎知識

花粉は春先に飛ぶイメージがありますが、実は1年中飛んでいます。花粉の代表の「スギ」や「ヒノキ」が1月末~5月まで飛散するため、花粉=春先と思う方が多いです。ブタクサやヨモギは秋頃に飛散するため、秋頃に鼻づまり、鼻水が気になり風邪かな?と思ったら、実は原因は花粉かもしれません。

花粉症は、アレルギーが原因で起こります。花粉は、本来人体には無害です。しかし、体の中に入ってきた花粉を、脳が有害だと誤認識すると、追い出そうと免疫機能が働きます。その免疫機能によって、鼻水やくしゃみ、涙などで花粉を体から追い出そうとします。これが、花粉症のメカニズムです。

予防と対策

免疫機能を高めよう!

免疫システムの60%は腸にあります。そのため、腸を元気な状態にしておくことが重要です。善玉菌を元気にするためにも、乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれるヨーグルトや乳酸菌飲料は花粉シーズン前から食生活に取り入れましょう。

食物繊維で善玉菌を助けよう!

食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。また、善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きを助けることで、免疫機能が高まります。

食物繊維が多い食品
ごぼう、きのこ類、レタス、青汁、れんこん

ポリフェノールで花粉対策!

チョコレートやカカオに含まれるカカオポリフェノールには、免疫機能に作用し、花粉を異分子と認識して攻撃する抗体ができにくくなります。また、ポリフェノールのもう一つの働きとして、抗酸化作用があり、美肌効果や血圧低下など嬉しい効果も!しかし、たくさん食べるのは禁物です!

ポリフェノールが多い食品
ココア、チョコレート、赤ワイン、てん茶、たまねぎ、れんこん

青魚でアレルギー物質の働きを抑えよう!

魚に含まれる、DHA・EPAはアレルギー物質である、ヒスタミン(※)の働きを抑えます。これにより、花粉症の症状を抑えることにつながります。肉より魚派の人でも、より積極的に摂ってみましょう!

DHA・EPAを多く含む食品
サバ、イワシ、サンマ、アジ、ナッツ類

いかがでしたか?
薬だけでなく、食事も見直すことによって、花粉と上手に付き合いましょう!
食事は花粉症が本格的に発症する前からコツコツ始めましょう!
では!また来月お会いしましょう~☆

1月のレシピ
花粉に打ち勝つ!レシピ