冬至と言えば、かぼちゃ

皆さん明けましておめでとうございます!ウェルパーク管理栄養士です!
2021年もよろしくお願い致します。
1月3日は瞳の日(1と3)です!ご存知でしたか?
今回は、瞳の健康に役立つ栄養素をご紹介します!

疲れ目・ドライアイの原因

疲れ目は目の筋肉疲労によって起こります。ものを見るときは毛様体筋という筋肉がレンズの役割を果たす水晶体の厚みを変化させ、遠近を調節しています。人間の目はもともと、近くを見るためにではできていないため、50㎝程度の至近距離でパソコンを長く操作していると、毛様体筋が筋肉疲労を起こします。これが、目の疲れの正体です。

ドライアイは、長時間パソコンや、携帯などの画面を見ていることによって起こります。涙は目の表面を覆っていて、角膜などを保護しています。しかし、パソコンの画面などを常に見ているとまばたきの回数が減り、涙の量が少なくなり、ドライアイになりやすくなります。ドライアイになると、目の保護ができなくなり表面が傷ついたり、日常生活に不自由が生じて、生活の質が落ちてしまいます。

瞳の健康に役立つ栄養素

ビタミンA

目が光を感じるのに必要な、網膜に存在するロドプシンの材料です。ロドプシンは、目の網膜にあるたんぱく質で、不足すると暗がりで見えづらくなる夜盲症を引き起こします。また、角膜を保護する粘液の成分でもあり、ドライアイにも関係しています。

ビタミンAは肉や魚、緑黄色野菜に多く含まれています。通常の食事で摂る分には、過剰の心配はありませんが、サプリメントでビタミンAを多量に摂り過ぎると、頭痛や嘔吐、妊娠初期では胎児の先天異常が起こることがあります。しかし、緑黄色野菜に含まれているβ-カロテンは、必要な分だけビタミンAに変換されるので、気にせず摂ることができるのでおすすめです!

ビタミンAは油と一緒に摂ると、吸収力がアップするので、炒め物や揚げ物などがおすすめです。

多く含まれている食品
ニンジン・かぼちゃ・レバー・ウナギ

ビタミンB群

視神経や目の筋肉の疲労を解消し、視力低下を防ぐ効果があります。ビタミンB1、B12は、視神経の働きを高め、B2は、粘膜の保護と目の疲れを軽減させます。

B1、B12は水に溶けやすいため、汁ごと食べられる調理がおすすめです。
B12は光や空気によって酸化が進むため、保存するときは密閉してください。

多く含まれている食品
B1豚肉・玄米・うなぎ・豆腐
B2レバー・牛乳・納豆
B12レバー・あさり・さんま

ビタミンC

水晶体の透明度を保ち、充血を防ぐ働きをして、目をリフレッシュさせます。
ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいため、生食や電子レンジを使って加熱時間を短くすることがおすすめです。

多く含まれている食品
柑橘類・柿・赤ピーマン・ブロッコリー・キウイフルーツ

アントシアニン

ポリフェノールの一種で青紫色の色素です。ロドプシン(目の網膜にあるたんぱく質)の再合成を助け、網膜に栄養を運ぶ毛細血管の血行をよくする働きがあります。

アントシアニンは、ぶどうやブルーベリーの皮の部分に多く含まれているため、皮ごと食べるようにしましょう。また、アルコールはアントシアニンの吸収率をアップさせるため、適度なアルコールと一緒に摂るのもおすすめです。

多く含まれている食品
ぶどう・ブルーベリー ・赤じそ・なす・黒米・黒豆・赤ワイン

皆さん、いかがでしたでしょうか?
目は2つしかないので、大切にしましょう!
それでは、また来月会いましょう~!