新生活応援(時短レシピ・朝食の必要性)

皆さんこんにちは!桜の季節になりましたね!
新生活に向けて、私たち管理栄養士が食生活のアドバイスをご紹介します!

3食、食べることが大事なの?

人間の体には、生まれつき生体リズムが備わっています。生体リズムは本来、1日25時間の周期ですが、体内時計の働きで1日24時間に調整されています。

調整に必要なものは、夜明けや日没などの光の変化や、1日3食しっかり食べること、睡眠や運動も関係しています。不規則な食生活を続けていると、睡眠の質が悪くなったり、日中ぼーっとしたりするなど、生活に支障が出てしまうかもしれません。

朝ごはんは大事!

時間がなくてなかなか朝食を食べられない人もいると思いますが、1日の始まりの朝食は重要です。

体温を上げて、活動的になる

朝食を摂ると体温が上がり、体が動く準備をします。脳にエネルギーが回り集中力を高めたり、胃や腸が刺激されて排便を促したりします。

しかし、朝食を食べないと、脳にエネルギーが回らないため、だるさや、眠さが起こったり、集中力がきれたり、イライラしたりと午前中を乗り切れません。またこの状態が毎日続くと、体調不良になってしまいます。

朝ごはんを食べる時間がなかったり、食欲がないなどの理由で食べられない人は、シリアルや、エネルギーバー、エネルギー飲料などでもOKです!!

夕食は21時までに!

夜遅い時間に夜食を食べると、食事が消化される前に眠ってしまうため、脂肪として蓄積されやすくなります。

夕食は就寝の2~3時間前に軽めに摂るのがおすすめです。

夕食が21時以降になりがちな人は、昼食から夕食まで空腹の時間が長くなるので、低血糖の状態が続いたり、夕食のドカ食いをしてしまいがちです。そのため、17~18時におやつを食べることで低血糖の予防や、ドカ食いを防ぐことができます。おすすめのおやつは、すぐにエネルギーになるバナナや、手軽に食べることができるサンドイッチやクッキー、お茶よりもたんぱく質とエネルギーが摂れる牛乳などです。

ストレスに打ち勝て!

睡眠や、休養をとっても、ストレスってなかなか改善できませんよね。
実はストレスを軽減してくれる栄養素があります!

ビタミンC
抗ストレス作用のあるホルモンの合成を促進させる働きがあり、ストレスを軽減させます。

ビタミンCが多い食品
菜の花・赤ピーマン・柿・オレンジ

カルシウム
不足すると、イライラしやすくなります。

カルシウムが多い食品
牛乳、魚類、豆腐、納豆、小松菜

ぐっすり睡眠したいとき

疲れを取るには、睡眠も大切です!リラックス効果のある栄養素を紹介します。

トリプトファン
体で作ることのできない必須アミノ酸であり、睡眠、精神安定の作用をもたらすセロトニンを作り出します。

トリプトファンが多い食品
牛乳・大豆・かつお・まぐろ・納豆・バナナ

ビタミンB6
トリプトファンからセロトニンを作り出す際に助けてくれます。

ビタミンB6が多い食品
かつお・まぐろ・鮭・さんま・バナナ

GAVA
興奮を抑えることにより、脳をリラックスさせる働きがあります。

GAVAが多い食品
玄米・カカオ・トマト・ブロッコリースプラウト

いかがでしたか??

3食食べることや、ストレスを軽減してくれる栄養素を食事に取り入れることで、新生活を楽しく元気に過ごしましょう!

朝食を食べることが難しい人は、バナナ1本や牛乳1杯から始めることをおすすめします。

楽しい新生活になることを、応援しています!!

それでは、来月また会いましょう~~!