梅雨のジメジメ肌に、お困りですか?

ジメジメした梅雨は、肌がベタついて不快になる季節ですね。
だんだん気温も上がりはじめ、湿気と暑さで、汗や皮脂量は増加傾向に。
この時季に多い、ベタつきやテカリの肌悩みを「皮脂コントロール」でスッキリさせましょう。

ベタつくときこそ保湿が大切!

皮脂は、お肌にとって悪いものではなく、汗といっしょに皮脂膜となり、お肌を保護し、うるおいを守ってくれる大切な役割をもっています。皮脂量はバランスが大切で、少な過ぎると乾燥したり、多過ぎるとニキビや肌荒れの原因になったりします。とくに、梅雨の季節は、皮脂分泌のバランスが崩れがち。表面のベタつきやテカリが気になるからといって、いつものお手入れで乳液やクリームを避けてはいませんか?

化粧水で水分を与えたら、乳液やクリームでフタをして閉じ込めておかないと、水分が逃げてしまいます。すると、お肌はうるおいを保とうとして、必要以上に皮脂を分泌します。お肌の表面はベタベタしているのに、実は内部が乾燥している状態に。これがベタつきやテカリにつながっています。

また、室内の除湿やエアコンを使い始めると、より乾燥しやすくなりますから、十分な保湿ケアを行って、皮脂をしっかりコントロールしましょう。

肌はうるおいを保とうとして、必要以上に皮脂を分泌する

毛穴のおそうじを怠らないこと

皮脂分泌が過剰になると、毛穴が広がりやすくなります。広がったままでは、皮脂分泌はさらに過剰になり、ベタつきやテカリからなかなか解放されません。皮脂をコントロールするには、ていねいに洗顔することが大切。皮脂が多く出やすいTゾーンや小鼻まわりは、部分的に二度洗いしましょう。また、過剰な皮脂が毛穴の周辺に残って酸化してしまうと、お肌を刺激して、肌荒れやニキビなどの原因になることがあります。

化粧水で水分を与えたら、乳液やクリームでフタをして閉じ込めておかないと、水分が逃げてしまいます。すると、お肌はうるおいを保とうとして、必要以上に皮脂を分泌します。お肌の表毛穴を念入りにおそうじした後は、化粧水などをコットンに含ませて、パッティングすると、毛穴がキュッと引きしまります。引きしめ効果のある収れん化粧水を、メイクの前に使用すると、メイクが崩れにくくなります。

ほおや額などの広い部分から風を送るように下から上に向かってパッティングします。Tゾーンや小鼻まわりは、とくに行いましょう。

曇りや雨でも毎日UVケアを!

日差しが強くないからといって、紫外線が少ないわけではありません。紫外線量は、6月を境に、急激に増えはじめ、とくにシワのもととなるUV-Aは、雨の日も曇りの日も降り注いでいるので、梅雨の間も紫外線対策とスキンケアは怠らないようにしましょう。
とくに、本格的な夏を迎える前に毎日のお手入れをさぼると、くすみやシミの原因にもなりかねません。気になる方は、紫外線でダメージを受けた肌をケアする美白化粧品を取り入れましょう。

年間紫外線量グラフ

日やけ止めの選び方

日やけ止めを選ぶときの目安になるのが「SPF」「PA」の値です。「SPF」はUV-Bから、「PA」はUV-Aから肌を守る効果を示しています。

PAとは、UV-Aの防止効果を表す分類で、4段階に分かれています。

PA+ 効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA+++ 効果が極めて高い

SPFとは、UV-Bの防止効果を表す数値で、SPFが50より高い場合はSPF50+と表示するよう定められています。

生活シーンに合わせて紫外線防止用化粧品を上手に選択しましょう。

紫外線防止用化粧品と紫外線防止効果グラフ