健康診断シーズン 健康食品特集!

メタボリックシンドロームとは?

「肥満」「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」などの「生活習慣病」は、内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因と言われます。 これら、生活習慣病の危険因子が複合した状態をメタボリックシンドロームと呼びます。

肥満が続くと命に関わる病気に

特定検診でメタボチェック

メタボリックシンドローム人口は、予備軍まで含めると現在約5400万人。
メタボの原因となる生活習慣の改善を目的に始まったのが、特定健診です。メタボ予防には、30~40代の対策が鍵。
健診の結果異常がないからといって安心せずに、生活習慣病を防ぐためのセルフケアを始めましょう。

生活習慣改善サポート高血圧血糖値コレステロール中性脂肪体脂肪

高血圧

血圧が高いと?なりやすい病気 血圧が高いと全身の血管障害が生じ、脳や心臓、腎臓などに負担がかかり、さまざまな障害が起こりやすくなります。
代表的な合併症と発生の原因は次の通りです。
1.脳卒中 高い圧力によって、脳動脈壁が傷ついてコレステロールがたまると、動脈硬化が起こる。
すると、脳の動脈が詰まって、末梢の脳組織が壊(え)死したり(脳梗塞)、細い動脈が破れて脳内で出血する(脳出血)。
2.心臓病 血圧が高いと、心臓はより強い力で全身に血液を送り出そうと働くため、徐々に心臓の筋肉が肥大し(心肥大)、心臓に大きな負担をかける。その結果、心臓のポンプ力に障害が起こり心不全が生じたり、心筋の栄養血管(冠動脈)に障害が起こり、狭心症や心筋梗塞が生じやすくなる。
3.腎臓病 腎臓の血管に動脈硬化が起こる(腎硬化症)と、血液をろ過して尿を作る機能が低下し、体内の老廃物を効果的に排出できなくなり、むくみも起こる。

血糖値が高いと?

血糖値は血液中のブドウ糖の量のことです。血糖値は健康な人の空腹時で60~110mg/dlで、どんなに糖質の多い食事を摂っても160mg/dlを超えることはまずありません。余ったブドウ糖は、膵臓のランゲルハンス島という組織の「β細胞」から分泌される「インスリン」の働きにより、肝臓でグリコーゲンに変えられ、エネルギー源として蓄えられます。 グリコーゲンはブドウ糖が不足したときに再びブドウ糖に分解され、供給されるのです。
インスリンが少なかったり作用が弱いため、血液中にブドウ糖がたまってしまい、血糖値が通常より高い状態が続く病気が糖尿病です。

<高血圧>・収縮期血圧140mmHg以上または・拡張期血圧90mmHg以上お年寄りに多い<収縮期高血圧>・収縮期血圧160mmHg以上または、・拡張期血圧90mmHg以上<低血圧>・収縮期血圧100mmHg以下

コレステロール『善玉と悪玉ってどう違うの?』

コレステロールの運ばれ方が違います。
コレステロール自体は皆同じで、善玉も悪玉もありませんが、組み込まれるリポタンパクにより違いが出てきて、善玉と悪玉に区別されます。

HDL(善玉)

内部にコレステロールが少ないリポタンパク。各組織で余ったコレステロールを取り込み、肝臓に運び去る。HDLが減ると、余分なコレステロールが回収されなくなり、血管や組織にたまる。

LDL(悪玉)

コレステロールが豊富なリポタンパク。組織にコレステロールを運ぶ。LDLが増えると余ったコレステロールが組織にたまり、動脈硬化を起こす。

糖尿病発症のメカニズム

中性脂肪

中性脂肪値を上げる要因は?

中性脂肪は、飢餓状態など非常時のために脂肪細胞(皮下脂肪)や内臓周りの脂肪細胞(内臓脂肪)に蓄えられます。その中性脂肪を過剰にする要因は次の通りです。
①アルコールの飲み過ぎ。
②過食。
③甘い物の摂り過ぎ(特に砂糖や砂糖漬けのフルーツを使った菓子類、ビスケットなど)。
④運動不足。

中性脂肪を上げる要因

中性脂肪値を上げる要因で特に注意したいのはアルコールです。適量の摂取であればHDLコレステロールを増やして動脈硬化を防いだり、ストレスの解消や血管を拡張させて血行をよくするなどの効果もあります。しかし、飲み過ぎると中性脂肪を増加させてしまうだけでなく、血管が拡張し過ぎて心臓の鼓動が速くなったり、血圧を上昇させることになります。
また、中性脂肪は肝臓でつくられるため、過剰になると肝臓に脂肪が蓄積していきます(脂肪肝)。肥満や糖尿病など生活習慣病にもつながるので、アルコールを摂取する場合は、1日の適量を守ることや休肝日を設けるなど、節度を守って楽しむ心がけが必要です。

体脂肪

肥満はなぜいけないの?

太っていても元気なら問題ないと考える人もいるようです。しかし肥満が続くと、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなることが分かっています。また、これらの病気を併せもった状態を「メタボリックシンドローム」と呼び、1つひとつは軽度でも重なると動脈硬化を促進する大きな要因となり、その結果、心筋梗塞や脳梗塞などの命にかかわる病気を発症するリスクも高まることが最近、注目されています。

アルコールと肝臓病

肝臓に負担をかけない酒の飲み方は?・・・酒量を守り、会話を楽しみながら飲むこと酒がどの程度飲めるかは、「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」によるアセトアルデヒドの分解力が強いかどうかによって決まります。
「訓練すれば酒が飲めるようになる」などと考えず、自分の適量を知り、それ以上飲まないことが大切です。
肝臓はアルコールの分解以外にも、栄養分の代謝や胆汁の分泌などを担っていますから、週に最低2日は禁酒し、肝臓を休めましょう。
酒を飲むときは、飲むより味わう気持ちで、会話を楽しみながらゆっくり飲むこと。空腹で酒を飲むと、アルコールが胃腸粘膜に直接ダメージを与えます。
栄養バランスのとれた肴といっしょに酒を飲むことで、アルコールの胃腸からの吸収を遅らせ、肝臓でのアルコールの分解を促進させることができます。