夏も終わり、気温や湿度が下がり始めるこの時期は、かぜをひきやすくなり始める時期でもあります。今のうちからしっかりかぜを予防し、もしかぜをひいてしまっても、ひきはじめの段階でかぜを治してしまいましょう!!
そもそもかぜって何?
実は「かぜ」という病名はありません。
さまざまな病原体が鼻やのどなどに取りついて生じる各症状をまとめて「かぜ」と呼んでいます。
かぜの症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、関節やのどの痛み、発熱などがあります。これらの症状は比較的軽く、3~7日程度で治ることが多いです。
かぜに似た症状としてインフルエンザがありますが、インフルエンザの場合、高熱、全身の痛み(頭痛、関節痛など)、倦怠感といった強い症状が突然あらわれます。40度近い高熱が出た場合はインフルエンザを疑った方がよいかもしれません。

かぜを予防するには?
かぜの原因の80~90%がウイルスによるものとされます。
原因となるウイルスの数は200種類以上といわれており、どのウイルスが原因で起こったのかを特定することは困難です。 そのため、ふだんからウイルスに感染しないよう、衛生面に注意することが重要です。 具体的には、うがい、手洗いをこまめに行うほか、ウイルスは湿度が高いところでは活動が鈍るため、マスクを着用して鼻やのどを乾燥させにくくすることもおすすめです。 また、適度な運動やバランスのよい食事、十分な睡眠など、かぜに対する抵抗力をつけることも大事です。
かぜをひいてしまったら?
かぜを直接治すのは、からだに備わっている自然治癒力です。そのためには、十分に栄養・休息をとることが大切です。 しかし、ゆっくり休養をとれない場合には、症状を軽くするためにくすりを使ってもよいでしょう。 かぜの症状はさまざまなので、症状をよく確認して、つらい症状をやわらげる成分を含んだくすり選びをしましょう。 ※製品によってはお子様に与えてはいけないもの(アスピリンなど)もありますので、注意書きをよく読み、お子様に合ったくすりを選んでください。

【総合感冒薬】
複数の症状が重なった場合におすすめです。
イブプロフェンを中心とした総合感冒薬、アセトアミノフェンを中心とした総合感冒薬などがあります。
なお、イブプロフェンは15歳未満の方には使用できませんので、その場合にはアセトアミノフェンを使用してください。
【漢方薬】
葛根湯は悪寒や頭痛があるひきはじめのかぜに、甘草湯はのどの痛みやせきがあるかぜに、柴胡桂枝湯ははきけのあるかぜの後期に使われます。
【解熱鎮痛薬】
熱を下げたり、関節やのどなどの痛みをやわらげたりする場合に使われます。
アスピリンやイブプロフェンなどがあります。
【鎮咳去痰薬】
せきを抑えたり、たんをやわらげたりする場合に使われます。
鎮咳成分としては、ジヒドロコデインリン酸塩やメチルエフェドリン塩酸塩など、去痰成分としては、ブロムヘキシン塩酸塩などがあります。
総合感冒薬ではかぜの各症状を網羅した成分が配合されていますが、熱や鼻水がなく、せきやたんだけが出る場合には鎮咳去痰薬を選ぶと、不要な成分を摂らずにすみます。
【鼻炎用薬】
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどをやわらげる場合に使われます。
塩酸プソイドエフェドリン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ナファゾリン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩などがあります。
ほかにも、殺菌消毒成分であるセチルピリジニウム塩化物を配合したのど飴や、かぜのときに消耗しがちなビタミン類を配合した栄養ドリンクなどもありますので、かぜの症状と程度に合ったくすりなどを選んで、しっかりひきはじめの段階でかぜを治してしまいましょう!!
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