今から始める 紫外線対策

日焼け止めクリームのSPFって何?
(UV・・・・・ウルトラ・バイオレットの略)

SPF・・・・・サン・プロテクション・ファクターの略

・日焼け止めクリームに含まれる、紫外線防止剤の紫外線B(UVB)のカットの効果を数値に表したものです。
日焼け止めクリームを塗って紫外線にあたった時15分~20分は、肌が赤くならない様に、UVBをカットする効果を「SPF1」と定めています。

紫外線には「A波」・「B波」・「C波」の3つがあります。

A波 B波 C波
  • 波長が長い
  • 皮膚の下、真皮まで届く
  • 波長が短い
  • 皮膚を赤く日焼けする原因
  • 波長がもっとも短い
  • オゾン層でブロックされている
  • シワ・タルミ等の原因
  • 肌の老化の原因
  • 強さは、年中変らない
  • シミの原因
  • 真っ赤に焼けヒリヒリする
  • 夏場に強くなる
  • 破壊力が大変強い
  • PA値
    UVA(A波)をカットする力
  • SPF値
    UVB(B波)をカットする力
  • オゾン層がある限り安心です

つい日焼けをしてしまったときの対処法は?

サンバーンで皮膚が赤くなったときは、一種のやけど状態ですから、皮膚科に行かない場合も、自分で手当てをする必要があります。
日焼けによって炎症を起こした肌は、まず、炎症を抑えるために冷やします。
冷たい水に浸したタオルやビニール袋に氷を入れたもので、ヒリヒリ感が消えるまで、冷やし続けます。
冷やした後は、低刺激性の基礎化粧品で水分補給と保湿をおこなってください。
まず、化粧水をたっぷりつけて水分補給と整肌をした後、乳液や美容液で潤いを与えます。
美容液などをコットンにたっぷり含ませ、日焼けした部分に10分くらい湿布するとより効果的です。
それでも足りないときは保湿クリームをさらに塗ります。
サンバーンがおさまった後、3~4日で角質層が剥がれる、つまり皮がむけ始める状態になりますが、無理に剥がすと赤くムラになりますから、自然にむけるのを待ってください。
肌を焼き過ぎる状態がたびたび続くと、皮膚の修正リズムが崩れて、細胞の異常繁殖(皮膚ガン)が発生する危険がありますから、過度の日焼けは絶対に避けるようにしましょう。

日焼けをしてしまったら...冷やす 無理に皮ははがさない 保湿

汗ばむ季節 気になる臭い わき汗対策

汗をかくと、なぜにおうの?

皮膚に存在する雑菌がにおいをつくります。
汗の成分の99パーセントは水分で、もともとにおいはありません。においを生み出すのは汗そのものではなく、皮膚にすみついている雑菌(皮膚常在菌)です。皮膚には、表面1平方センチメートル当たりに20~30種類、数十万個の細菌が存在するといわれ、肌を乾燥や病気などから守っています。これらの皮膚常在菌は、皮脂や角質に汗が混ざった物を栄養源として増殖します。その際に発生する、脂肪酸などのにおい物質が「汗のにおい」の正体です。

簡単にできる夏の汗の臭い対策は?

汗をきちんと処理して「よい汗」をかくこと。
汗のにおいを予防するには、まずにおいの原因を断つことが大事です。ポイントは、次の3つです。

1.汗を抑える
外出前には、制汗剤を使用する。汗を拭き、しっかり乾かしてから使用するとより効果的。
においが特に気になる場合は、抗菌作用が強いタイプを使用するとよい。制汗剤は汗腺をふさぐことで汗の量を減らすため、広い範囲の汗腺をふさがないよう「部分的」に「短時間」利用する。

2.濡れタオルでこまめに拭く
汗がにおいを発生するまでは約1時間。それまでに濡れタオルで、汗の成分や雑菌、皮脂汚れを取り除く。

3.衣類に汗を染み込ませない
衣類に汗が染みると雑菌が繁殖しやすくなる。わき汗パッドや、消臭作用のある衣類などを上手に活用する。

また、においを抑えるには、汗腺の機能を高めて、においを発生しない「よい汗」をかく体づくりをすることも大切です。
汗腺は、使わなければ退化しやすい反面、よい汗をかくほど機能は高まり、短期間で眠っていた汗腺が目覚めるという特徴があります。
汗腺の機能を高めるために、次のことに気をつけましょう。

かいた汗をにおわせない3カ条 汗を抑える 濡れたタオルでこまめに拭く 衣類に汗を染み込ませない