ホット一息 「コーヒー・紅茶」特集!

自宅やオフィスなどでほっと一息つきたいときや気分転換したいとき、おいしいコーヒーや紅茶が飲みたくなりますよね。本コラムでは、そんなコーヒーブレイク・ティーブレイクでの雑学としても使えるコーヒー・紅茶の「歴史」についてとりあげるほか、コーヒーと紅茶を使った簡単アレンジレシピをご紹介します!

原産地は○○? 知られざるコーヒー・紅茶の歴史!

コーヒーの原料であるコーヒーノキは、アカネ科コーヒーノキ属に属する植物で、原産地はエチオピアといわれています。焙煎手法を用いてコーヒーを「飲む」習慣が広がっていったのは13世紀後半とされ、エジプトやトルコなどへと伝えられていきます。17世紀前半になると、ヨーロッパでもコーヒーは知られるようになりました。17世紀半ばには、ヨーロッパ最初のコーヒーハウスがベネチアに登場します。ヨーロッパからアメリカにコーヒーが伝えられたのは17世紀後半のことで、その後、アメリカは世界最大のコーヒー消費国になりました。なお、日本に初めてコーヒーが伝えられたのは、17世紀前半といわれています。

紅茶の原料はツバキ科の常緑樹で、原種は中国の雲南省からチベット、ミャンマーにかけての山岳地帯に自生していたとされます。実は、紅茶も緑茶もウーロン茶も、同じ種類の植物が原料なのですが、その違いは発酵工程によるものです。「お茶」は、中国では有史以前から不老長寿の霊薬として珍重されていました。飲み物として一般化したのは6世紀以降です。ヨーロッパにお茶がもたらされたのは17世紀で、オランダ人によって、中国から伝えられました。それが18世紀のイギリス貴族社会で次第に人気を高めていったのです。当時のお茶は、意外にも「緑茶」でした。中国のウーロン茶系のお茶がヨーロッパ人の人気を呼び、製造業者が買い手の嗜好に合わせてその発酵を進めているうちに、「紅茶」が誕生したといわれています。なお、日本に初めて紅茶が上陸したのは、19世紀後半。原産地の中国からではなく、ヨーロッパ文化への憧れとしからギリスから輸入されたものとされています。紅茶は、日本の「茶の湯」の伝統にも匹敵する文化として、上流社会でもてはやされたそうです。

現在市販されているコーヒーや紅茶は、味の種類やタイプも豊富。とくに、「インスタント」タイプや「ティーバッグ」は、お料理やスイーツのちょっとしたアレンジなどにも活用しやすいのが特徴です。ほっと一息つきたいときに「飲む」だけでなく、そのほかの活用法を見つけるのも楽しいかもしれませんね。

コーヒー・紅茶を“食べる”!?

ここでは、コーヒーや紅茶を使った。簡単アレンジレシピをご紹介します!コーヒー・紅茶は“飲むもの”と思っていたあなたの常識を覆す!?

大人の味わいがやみつきに♪「コーヒークッキー」

作り方

【1】耐熱ボウルにマーガリン(50g)を入れてレンジで溶かしたあと、牛乳(50mL)、インスタントコーヒー(大さじ1杯)、砂糖(50g)を加えてよく混ぜる。

【2】ふるった薄力粉(170g)を加え、再び混ぜる。

【3】粘り気が出て来たら、30cmくらいの棒状に形を整えてラップに包み、冷凍庫で約30分冷やす。

【4】5mmほどの厚さにカットし、シートを敷いた天板に並べる。

【5】170℃に予熱したオーブンで約20分焼いたら完成。

★ポイント★
はちみつを入れて、まろやかさを出すのもおすすめ!

ダイエット中のおやつにもぴったり!食感が楽しい♪
「寒天紅茶ゼリー」

作り方

【1】鍋に水(100mL)と粉寒天(小さじ1杯)を入れて弱火にかけ、ゴムベラなどでかき混ぜる。

【2】「ぶくぶく」という音がしてきたら、紅茶(400mL)と砂糖(大さじ1杯)を入れて溶けきるまで再びかき混ぜる。

【3】水をくぐらせた容器に移しかえ、熱がとれたら冷蔵庫で冷やして固める。

【4】さいの目にカットして器に盛りつける。

★ポイント★
ストレートティーのほか、ジャスミンティーやミルクティーを使ってもOK!